◆悪魔のいけにえ ★★★
テキサスチェーンソーのリメイク元(原案)だし有名な映画なので、一度は観てみないと!と思って鑑賞しました。
古い映画だからか、恐怖感はあまりなかったかな。怖いというよりもイカレっぷりが突き抜けている感じでした(笑)カラッカラに干からびたミイラみたいなおじいちゃんが、イカレ孫たちにヒロインを殺せと無理やりハンマー持たされてフルフルしてるのは笑いどころかと思った(笑)何回もハンマー取り落してるし、どうみても無理やろ!やめてあげて!とおもた。そして孫たちはヒャーッヒャッヒャと奇声を上げ、ヒロインは常に大絶叫、おじいちゃんはカラカラで、なんかもう色々すごかった。
テキサスチェーンソーは、これをいい具合に現代的にブラッシュアップしたんだなぁと思いました。原典の筋も丁寧に踏襲しているし。
◆悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 ★★
タイトルからして「加害者側のレザーフェイスが逆襲ってなんぞ」と思ってたら、なんか色々むちゃくちゃな映画でした。一応「悪魔のいけにえ」の正当な(?)続編ということらしいんですが、唐突な後付だらけでほぼ別物。ついでに3D公開だったらしいです。
ストーリーの前半は若い男女がレザーフェイスに襲われるという筋で今までと同じなんですが、後半からはなぜかレザーフェイスがダークヒーロー的な存在になって善悪逆転という弾けぶり。町長が外道すぎてついレザーフェイスを応援してしまってたんですが、いやでもこいつは罪のない人を殺しまくってきた殺人鬼なんだよな……と微妙な気分に。ヒロインも最後はあっさりと呪われた一族の掟(レザーフェイスのお世話係)を受け入れてたけど、あんたそいつに友達と彼氏真っ二つにされてたじゃないの!いいのか!?と思った。
グロさはけっこう過激でした。でもテキサスチェーンソービギニングのほうがキツく感じたなぁ。こっちはどのキャラにも感情移入できなくて「助かってくれー!」という必死さが自分の中でそれほど湧かなかったし、陰湿さとかがあんまり感じられなかったからかも。
◆クエスチョン ★★☆
密室系サスペンスが好きなので観たんですが、劣化版ソウ飛行機バージョンでした。クイズとかゲームを題材にした心理サスペンスを期待してたんですが、結局ただの殺し合いでした。各人にこっそり与えられた課題も、「誰とも相談してはならない」とか思わせぶりだったわりには「○○を殺せ」というものばかりであまり面白みがなかった。
犯人がネットの閲覧履歴から得た個人情報を暴露しまくるところが一番怖かった……(笑)