◆キャビン・イン・ザ・ウッズ ★★★
ストーリーは淡々と進んで、クリーチャーは出てこないしこれといって派手なホラー描写はないんですが、なんとなく引き込まれてしまう感じ。BGMがないしカメラワークも一人称視点っぽかったので(時々手振れみたいな揺れもある)、なんとなく視聴者目線のように感じました。作中何度も「(ビデオを送ってくる何者かは)物語の結末を待ってる」とか「物語には結末が必要」とか言及して、そしてラストで「(結末を)やり直させてくれ……」と主人公たちが怪しい影に向かって懇願していたので、視聴者とか鑑賞者目線の話だったのかなぁと。それとも普通に(?)最後の影はエイリアンだったのか……
あと、目立った騒動は起きないけどなんとなく不安になるような微妙な仕掛けが色々あったので、ブレアウィッチっぽいなぁとも思った。
しかしタイトル(邦題)が「キャビン」と紛らわしすぎる(笑)制作時期も同じだったらしいし、原題は「RESOLUTION」らしいのでそっちにすればよかったのに。
◆1800cc ★★★
邦題とパッケージが作品内容と違いすぎ。本編にそんなシーンありませんでしたけど……?な血みどろパッケージのイメージ映像に反して実際の内容はまったりサスペンスでした。過激描写もなし。借りたときはB級スプラッタを期待していたんですが、例によって私はスプラッタは苦手なので安心して観れました(矛盾した行動)。
淡々と進んでいくので若干退屈ではあるんですが、陰湿でいやーな空気感は好きでした。あと登場人物がみんな目つき病みすぎ。
◆ヒューゴの不思議な発明 ★★★☆
ファンタジーものかと思ってたらそういう要素はなかったので驚いた。でも歯車だらけな壁の中とか、歯車の刻む音とか、古めかしいパリの駅構内の様子などはすごく綺麗で幻想的な雰囲気がありました。
これもまた淡々と進んでいくストーリーなのでちょっと退屈な感じもありますが……最後はハッピーエンドだし、世界観に浸るじんわりとしたいい映画でした。
◆三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 ★★★☆
原作は三銃士の名前くらいしか知りません。ストーリーは王道というかこれといったハラハラドキドキもないというか、ザ・エンタメという感じ。ヒゲおっさんだらけなのでヒゲ好きには嬉しい。髭リーゼントの悪役オーランド・ブルームも似合ってた。元神父のアラミスが好みでした(笑)意外と三銃士の印象が薄かったので、この三人がそれぞれの能力を活かして戦うような活躍がもっと観たかったなぁ。
そしてミレディがミラだったことに観終わってから気づいた(笑)監督もバイオハザードの人だったのね。
◆ミラーズ ★★★☆
面白かった。鏡ネタは苦手なのに怖いもの見たさでつい気になってしまいます(笑)でも想像してた鏡の怖さとは違ったかな。心霊写真のように、鏡の中に不気味なものがさりげなく映っている…という陰湿な怖さを想像してたんですが、この映画の場合は怪しいものモロ出しだったのでそこまで恐怖は感じなかった。
R指定なかったから油断してたんですが、主人公妹の顎裂きシーンはけっこう強烈でした。ソウが好きだと言っておきながらアレですが、やっぱりグロシーンは苦手だなあ…
結末は主人公無事生還と思わせて実は鏡の世界に取り込まれてしまって……というハッピーに見せたバッドだったけど、こういう後味悪いホラーも好きです。特に、鏡の世界に入ってしまう……という展開はなんとなくファンタジーというかロマン?を感じてしまいます。
◆グレイブエンカウンターズ2 ★☆
よく覚えてないけどあんま面白くなかった。。。(笑)前作の完全なる続編でした。作中では、前作は映画だけど本当は実話という設定で、今作では映画学校の学生がそれの謎を解くというストーリーなんですが、ホラー描写は前作とほとんど同じという…。相変わらずの異次元病院だったりゾンビが襲ってきたり、果ては亜空間に吸い込まれたりしてて、一応実話という設定なんだからもうちょっとリアリティのある演出にしてもよかったんじゃあ……とおもた。それは前作も同じですが。。。(笑)
◆サイレントヒル ★★★☆
ゲームは未プレイ。サイレントヒルの灰色の街並みとか、サイレンが鳴った後の裏世界の様子とか、雰囲気はとても好きでした。原作のゲームを意識しているのか、裏世界のいかにもダンジョンといった空気感は燃えました。探索する主人公を俯瞰するようなカメラアングルもゲームっぽくて、いい雰囲気でした。
なので序盤は面白かったんですが、後半はちょっと退屈な感じがしてしまったなあ。個人的に、定期的に訪れるあの裏世界からどうやって逃れて克服していくのかというところが気になっていたので、アッサリと安全圏の教会に辿り着いてしまって少し拍子抜け。
しかし意外とグロくてビビりました。あと女警官が可哀想すぎた。子どもの頃に観てたらきっとトラウマレベル。悪者にボコボコにされて死んでしまった…と哀しんでたら実は生きていて、よかったーと安心したら今度は拘束されて今にも火炙りに…!ていうシチュエーションだったから、どうせギリギリで主人公が助けにくるんでしょと油断してたら本当に火炙りにされて殺されたので焦った…。
世界観が好みだったのでゲームもやってみたいですが、古いからちょっと厳しいなあ。映画も2006年とけっこう古くて、CG処理に時代を感じました。
あとエンディングは、ミラーズみたいに生還したと思いきや異世界に取り込まれていて……というバッドエンドだったんですが、映画の雰囲気と合っていてハッピーエンドよりもよかったです。
◆サイレントヒル リベレーション ★★
前作の続編なんですが、後付け設定のオンパレードで何がなにやら…まったくの別物ですね。ただクリーチャーとグロがやりたかっただけだろうと。あとナース軍団か(笑)今回はいやーんあ~ん囁きながらメッタ刺しにするというオプション付き。
ゲーム未プレイなので、原作を知っている人からすればまた違うのかなぁ……とも思うのですが、前作とはあまりに雰囲気とか世界観が違っていて残念。