エリジウム ★★★★★
とても面白かった!最近観た映画の中では一番好きかも。退廃的なSFというか、世界観も好みだし、ロボットとかメカが出てきたのも燃えでした。どうも私はロボットやらメカがガションガション戦ってそして壊れる……というのが好きらしい(笑)
第9地区と同じ監督とのことですが、雰囲気がよく似てたなぁ。くすんだ感じの色合いとか、スラムや格差社会や移民といったテーマとか。あと時々肉が飛ぶのも同じ感じでしたね(笑)
ストーリーは色んな人物の関係性が絡み合っていて、常に緊迫したハラハラドキドキそしてドンパチという、手に汗握る緊張感がありました。映像もきれい。宇宙に浮かぶエリジウムは作り物っぽさもあったけど、そこがまた本当に理想郷と呼ぶにふさわしい美しさがあったなぁ。しかしエリジウムのセキュリティーはザルすぎだろとは思ったけど(笑)
マット・デイモンはかっこよかったです。キャラ的にもよかったなぁ。最初から最後まで身体的にイタタの連続で境遇も辛く、そしてラストは死ぬ……という可哀想な運命ではあったけど、そこがまたいいな。あんまり別の映画と比較してもアレなんですが、第9地区とエリジウムを比べてこちらのほうがだいぶ面白く感じたのは、主人公によるところが大きいのかなぁ。主人公は応援できるようなキャラ設定がいいです、やっぱり。
エンディングはエリジウムが解放されてなんとなくハッピーエンドみたいな終わり方だったけど、あのままだとエリジウムも無法地帯になって地球みたいなスラムになるんじゃ……?という気がしなくもない。
それと私は「羊たちの沈黙」でジョディ・フォスターを知ったんですが、年取ったんだなぁ……としみじみしてしまいました。
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