◆テルマエロマエ ★
テレビ放送で観ました。期待していたんですが、開始30分くらいで飽きてしまった……。阿部寛は大好きなんですが、いくら顔が濃いといっても本物の外国人の中にいるとやっぱり違和感があって浮いて見えてしまいました。コスプレっぽいというか。ギャグも私には合わなかったのか、あまり笑えなかった。序盤あんなに意思の疎通ができていなかった言葉の壁も「寝ないでラテン語勉強しました!」であっさり解決してたし、唐突な印象。タイムスリップ描写もちょっとくどくて、テンポも悪く感じてしまった。
◆エクソシスト ★★★
布団の隙間から覗き見してたんですが思ったより怖くなかった(十分怖がっているような気もするが)。ワッと驚かすお化け屋敷系の心霊ホラーかと思ってたんですが、違いますね。意外だったのが、悪魔祓いのシーンが終盤にちょろっとだけだったこと。一晩で終わってしまいました。むしろこの悪魔と神父との対決がメインだと思っていたので驚きでした。しかも悪魔祓いを依頼されたカラス神父も長いこと悪魔に対して懐疑的だったし、憑りつかれた女の子もはじめのうちは様々な治療や検査を試されていたし、思っていたようなオカルト全開なノリではなかった。
しかし自分が日本人だからかなんなのか、悪魔=絶対的な悪ありきの世界観にはやっぱり馴染みがなくてピンとこないなぁ。日本のホラーみたいに悪霊になってしまった逸話が明かされて初めて恐怖が生まれるというか……怨みを残して死んだナントカさんの呪いが……みたいに、怖さの理由がほしい。
あとやっぱり古い映画なので特殊メイクはどうしても作り物感がしてしまいますね。でも音楽はよかった。あの有名な音楽は意外にちょっとしか流れなかったけど。
◆バイオハザード4 ★★☆
序盤で日本刀と手裏剣が出てきてなんか笑ってしまった。銃撃戦の中なぜそんな効率の悪い武器を……と思わざるを得ない。しかもそのあと普通に銃で戦ってるし、だったらはじめから銃にしとけばいいのにと思うけど、そのへんはロマンなんでしょうね。
アクションシーンはスローモーションがいやに多用されてるなと思った。毎回スローだったんじゃないか。ここぞというキメ場面にこそ観たいな、という気がしなくもない。あと対ゾンビは完全に単なるシューティングゲームの的になってたので怖さはない。
まぁミラが美人だからいいんですよね、細かいとこは。
◆バイオハザード5 ★★☆
ゾンビどこいった……なシリーズ最新作。このシリーズはもともと美人が戦うのを楽しむ映画、みたいなところがあったけど、今作はそれが前面に出てたような感じ。主要戦闘メンバーみんな美人。しかも、ミラ(アリス)→スレンダー、エイダ→ふともも、ジル→おっぱい、みたいに役割分担?もされてて凝ってますね。ついでに子どももいます。女の子が変なモンスター(もはやゾンビではない)に攫われてミラがプッツンするところはさながらエイリアン2ですね。それにしてもジルは2と別人すぎてどうにかしてほしい。。。と思ったら同じ女優さんなんですね!なんと。原作のゲームでも再登場時は容姿が激変したようで。原作知らないとやっぱり分からないところは多いなぁ。
◆カウボーイ&エイリアン ★★★
タイトルからしてB級感ぷんぷんだったので茶化しながら観ようと思ってたのに意外に真面目だった。役者も豪華だし。エイリアンとあったので勝手にリドリー・スコットのアレかと思ってて、カウボーイにアイツが倒せるはずないと思ってたんですが、そうじゃなくて普通の(?)エイリアンだった。縄で絡め取られてたり槍で突かれてたり、意外ともろい。
結局奴らは金がほしくて地球にやってきてたとのことだったんですが、じゃあなんで町の人々を攫っていったのか。しかも主人公夫妻だけなんか変な実験みたいなのされてたけど、あれはなんだったのか。。。謎ですが、まぁ宇宙人のやることだから……で納得できなくもない。
◆羊たちの沈黙 ★★★★★
すごく面白かった。レクター博士と食人のことは前情報で知っていたので、この映画はレクター博士が捕まるまでのお話だと勝手にイメージしていたんですが全然違った。服役中の殺人犯の協力を得て殺人犯を捕まえるという設定が面白かったです。クラリスが優秀とはいえまだ研修生で未熟なところがあるせいか、ひとりで捜査を進めて犯人の家に突っ込んでいくところなどはハラハラしたし感情移入もしやすかった。
レクター博士の存在感も強いですね。なんとなく無機質なしゃべり方や落ちくぼんだ眼窩など、爬虫類を連想させます。そんなレクター博士がクラリスに執着し、クラリスもまた博士に取り込まれているような、そういう微妙な関係もよかった。
作中ずっと緊迫感に溢れた、すごく面白いサスペンスでした。思ったほど過激なシーンもなかったし。
◆ハンニバル ★★★
なんだか冗長に感じてしまった……。事件も特に起こってないので緊迫感もなく、ちょっと退屈。夜中に観てたせいかもしれないけど途中で寝てしまった。
レクター博士が完全にクラリス派になっていて、優しすぎるやろおおおと思った(笑)この作品はサスペンスではなくレクターとクラリスの共依存や執着などの心理面が見どころなんでしょうか。そう思えばけっこう楽しめた……かもしれない。でもクラリス役の女優さんが変わってしまったのでいまいちのめり込むこともできず。やっぱりシリーズ通して同じ役者さんに演じてほしいというのが人情。
グロ度とレクター博士の無敵ぶりは上がってましたね。
◆レッドドラゴン ★★
「羊たちの沈黙」より前の話ときいて、レクター博士が人肉事件を起こしている時代の話だな!?と勝手に期待して観はじめたら開始10分くらいで裏切られました(笑)また「羊たちの沈黙」と同じ設定かよ……とガッカリしてしまって一気にテンションが落ちてしまいました。しかもどうしても一作目の劣化版のように感じてしまう。レクター博士の存在感もちょっと薄かったし。
「羊たちの沈黙」では、レクターの過去は言葉でしか語られることはなかったけど、レクターの独特の風貌や立ち居振る舞いからかえって想像力が掻き立てられて不気味さが際立っていた。だから過去を描かないのならそれはそれでいい。なのにわざわざ「羊たちの沈黙」以前の時系列にするのに、なぜあえて同じシチュエーションを使うのか……
あとやっぱり長い……というか、長く感じた。また途中で寝てしまいました……。
◆ホステル ★★
なんとなくハードそうだったので私でも観れるかどうかあらすじを予習しておいたんですが(邪道)……ネタバレ見ちゃったことを差し引いても、イマイチだったなぁ。男三人が風俗でキャッキャしてるおっぱいシーンが長くて(半分くらいそれだったような感じ)、最後までそういうノリだったらどうしようかと思った。世界観構築のために前振りは大事だとは思うけど、それにしても長かったかも。肝心の拷問・脱出シーンが少なく、本題であるはずの中盤以降は駆け足な印象でした。
あと音楽と特殊メイクがちょっと安っぽかったかも……。血のり大サービスだったけど、グロレベルは意外に弱めだったような気がしました。まぁ私は薄目で観てたんだけど(笑)、薄目でも耐えられるレベルだったので。
自分たちを騙して虐げてきた人々に主人公がことごとく復讐していってエンディングだったのもあるのか、内容の割になんだかすっきりとした終わり方。色々演出も含めて、もっと不条理で陰湿な感じのほうがよかったな~。
あとカタコトのエセ日本人がメインを張る勢いで出てくるのでなんとかしてほしい。。。
◆パラノーマル・アクティビティ ★
うーん……いつ怖いシーンが出てくるのかビクビクしてたんですが全然そういう気配がないので、途中から眠くなってきた……。「怪奇現象は悪魔の仕業」というのも、日本人にはちょっと馴染みがなくて怖さが感じられない一因かもしれない。あと伏線がなにも回収されていないし、ストーリー的にもいまいちであんまり印象に残りませんでした。
◆パニックルーム ★★★★☆
面白かった。人死にはでますが悪い奴しか死なないし、ストーリーや演出とかも王道で、安心してハラハラできて楽しめました。やっぱりこういう密室脱出系は好きです。
ジョディ・フォスター美人ですね。「羊たちの~」でも思ったけど。
◆世界最速のインディアン ★★★
インディアンが出てくるのかと思ったらバイクのことだったんですね。アンソニー・ホプキンスが、レクター博士と同一人物とは思えない自由で愉快なおじいちゃん。踊りだしちゃうのが可愛い。じんわりとしたいい映画だったんだけど、時々ちょっと眠くなってしまった……(笑)
◆CUBE2 ★★☆
キューブの続編は駄作。。。という評判をきいていたので期待度ゼロで観たんですが、そのおかげか思ったより楽しめました。もともとSFも好きなので、並行世界がクロスオーバーする四次元空間……という今回の設定はわりと好みで面白かったです。しかしオチはいただけなかった……というか意味不明だった。なぜヒロインは終盤になって突然盲目の少女のペンダントを奪ったのか?あの謎の組織はなんだったのか??ヒロインは彼らと面識があってペンダント(盲目少女の情報?)を奪うミッションを受けていたのか???そしてなんで射殺されたの?????という謎をいきなり畳み掛けてきてエンディングとはね……
あと特殊メイクとCGが急にしょぼくなっててびっくりした。思わず冷静になってしまうほどのしょぼさ。
◆CUBE ZERO ★★
第一作目の前日譚となる作品。キューブの実態や舞台設定を明かすために主人公が属する管理室とキューブ内との場面が交互に描写されていたので、なんだか説明くさくて観ててちょっとダレてしまったな。なのでこのシリーズでキモになるであろうスリルとか緊迫感もあんまりだった。なにより、外部に通じているという設定が明かされたことによって閉塞感がなくなったのが大きいかも。ラストは主人公が実はカザンだった……というオチだったんですが、なぜ名前や服装が変わっているのかという細かいとこが気になります。
そして急にグロ度がアップしていてビビった。
しかし着信アリと同じく、三作目では2はすっかりなかったことにされているというね……。思うに、後付けで舞台設定とか説明していかなくていいから、シリーズ毎に独立したキューブの世界を描いていってほしかったな。マンネリせずに色んなトラップを考えていくのは大変だろうけど。
◆エクスペンダブルス2 ★★★
ドーンボカーンバリバリバリバリ!!を楽しむ映画(笑)前作のことがあったのでシュワちゃんの出番は序盤の拷問シーン(しかもされる側)だけで終わりかと思ってたのに、今回はばっちりアクションしてくれたので嬉しかった。しかし私はアクションスターに詳しくなく、シュワちゃんとスタローンとブルースウィルスくらいしか知らないので面白さが半減していただろうなぁ。
◆リング0 バースデイ ★★
ひたすら貞子いじめの話だったので非常に胸糞悪くなるというか後味悪いというか……しかしここでハッピーエンドになったらリングに続かないので後味悪くて当たり前なんだけど(笑)
劇中何度も子ども姿の貞子が出てきたので、貞子の強すぎる霊感というか感受性というか、そういう観念みたいなものが実体化してしまったのかなーとか思ってたら、義父(?)の口から「ある日貞子はふたつに分かれた」という言葉が飛び出したので驚いた。いきなり物理的に分かれたとか言われても理解が追いつきませんがな。しかもそのブラック貞子の行方もよく分からなかったし。ホワイト貞子と合体してしまったんでしょうか。